- 脂肪注入とは
- 脂肪注入の適応部位
- クマ取り治療と併用した脂肪注入
- 当院の脂肪注入のこだわり
- ヒアルロン酸注入との違い
- リッチファットによる脂肪注入
- ナノリッチファット脂肪注入
- 脂肪注入の治療後について
脂肪注入とは
脂肪注入とは、ご自身の太ももやお腹など皮下脂肪の多い部位から採取した脂肪を顔の気になる箇所に注入する施術です。
加齢とともに生じる目の下のクマ、目や顔のたるみやくぼみ、頬のコケ、深いシワなどは老けて見えてしまう原因となります。そのような箇所に脂肪注入をすることで、皮膚にハリとふっくらとしたボリュームを与え、若々しい印象にすることができます。
脂肪注入はヒアルロン酸注入のように吸収されることはなく、効果が半永久的に持続します。また、ご自身から採取した脂肪を注入するため、アレルギー反応が起きる心配もありません。顔に人工物を注入することに抵抗がある方にも適した治療法です。
当院では、定着力が高く質と安全面に優れた「リッチファット」と「ナノリッチファット」を取り扱っております。
また、目のクマやたるみを取る治療の際に脂肪注入を併用することで、より自然で若々しいきれいな目元に仕上げることができます。
このような方におすすめです
- 目元のクマやくぼみが気になる方
- 人工物を注入することに抵抗がある方
- 長期持続的な効果のある治療を希望する方
- ハリや艶のある若々しい顔になりたい方
- 年齢とともに頬のコケが気になるようになった方
- ほうれい線やオデコの深いシワが気になる方
- 丸みのある額にしたい方
脂肪注入の適応部位
目の下のくぼみやクマ
目の下のくぼみやクマに脂肪注入をすることで、若々しい目元に整えることができます。影クマや皮膚が薄いことによる青クマにも脂肪注入は適しています。クマ取り治療と併用することが可能です。色味の改善やハリが出て自然な仕上がりになります。
目の上のくぼみ
老けて見える原因となる目の上のくぼみにも脂肪注入が可能です。くぼみがあることで目が開きづらく感じる場合もあります。
くぼんだこめかみ
年齢とともにこめかみ部分が痩せてくぼんでしまうと、輪郭が骨張ってみえ、老けた印象を与えてしまいます。こめかみ部分の脂肪注入によって輪郭に丸みが出ると、若々しい印象のお顔になります。
中顔面のたるみ(ゴルゴ線)
中顔面のたるみがあると疲れて見えてしまいます。中顔面に脂肪注入を行うことで、ハリとボリュームが出て明るい印象に改善することができます。
やつれた頬
年齢とともに痩せてしまった頬にも脂肪注入は効果的です。頬がふっくらすると丸みのある若々しい輪郭に改善できます。
ほうれい線やマリオットライン
ほうれい線やマリオットラインに脂肪注入をすることで、シワが改善し、ハリやボリュームのある自然な仕上がりにすることができます。
涙袋や顎、首、手の甲など
涙袋や顎、首、手の甲などにも脂肪注入が可能です。お気軽にご相談ください。
クマ取り治療と併用した脂肪注入
脂肪注入が必要なケース
下眼瞼脱脂や切開ハムラ・裏ハムラでのクマ取り治療後に、目の下の凹みや色クマが残る場合には、脂肪注入を併用することで、よりきれいな仕上がりにすることができます。
また、目の下や頬の脂肪の減少が原因で目の下のたるみや凹み、ゴルゴラインが強く出ている場合には、脂肪注入によって凹んでいる部分を埋める必要があります。
脂肪注入で改善できること
目の下の色味の改善
脂肪注入をすることで、目の下の色味を改善する効果が期待できます。目の下のクマには「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」があり、色味によってそれぞれできた原因には違いがあります。
「青クマ」は眼精疲労や睡眠不足から起こる血行不良が原因で、滞留した血液が目の下の皮膚から透けて青色や紫色に見えるため、疲れた印象を与えます。
「茶クマ」は紫外線や洗顔等での不適切なケアによって過剰に生成されたメラニンの色素沈着が原因で生じるため、シミのような茶色に見え、顔全体を暗く見せてしまいます。
「黒クマ」は遺伝や加齢で生じる目の下の膨らみやたるみとその下の凹みによって影ができることが原因なので、目の下が黒く見え、年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。また、これらのクマと「赤クマ」と呼ばれる眼輪筋の透けによるクマが併発することもあります。
クマ取り治療と脂肪注入を併用することで、それぞれのクマの色味を改善する効果があります。目の下のクマでお悩みがある方はお気軽にご相談ください。
目の下の凹みの改善
元々の骨格や、加齢によって脂肪が落ちて目の下の凹みが目立つ場合は、凹んでいる部分に脂肪注入を行うことで、目の下がふっくらとし、ハリのある若々しい目元に改善する効果が期待できます。凹みを改善し黒クマがなくなると、明るい印象を与えることができます。また、頬の脂肪が落ちて目の下の凹みだけでなく、ゴルゴラインが目立ってしまっている場合にも脂肪注入は適しています。
目の下の凹みやゴルゴラインにはヒアルロン酸注入でも対応できますが、半永久的な効果をお求めの方には脂肪注入が適しています。
たるみの改善
老けて見えてしまう原因の顔のたるみは、脂肪量の減少によって生じます。顔の脂肪が落ちると肌を支えることができないため、肌のハリを保てなくなり、シワやたるみなどの症状が現れます。脂肪が減少してしまった部分に脂肪注入をすることで、肌のボリュームとハリを取り戻し、たるみを改善します。
クマ取り治療と脂肪注入を併用することで、目の下の凸凹をより美しく整えることができます。ご自身の脂肪を使用するので、安全性が高く、自然な仕上がりになります。
当院の脂肪注入のこだわり
定着率の高い
濃縮脂肪細胞を採用
当院の脂肪注入では、定着力と安全性が高い濃縮脂肪細胞を採用しております。
濃縮脂肪細胞とは、患者様自身から採取した脂肪を特殊な機械で遠心分離にかけ濃縮させ、不純物を取り除いた純度の高い脂肪のみを抽出したものです。脂肪を遠心分離させると、濃縮脂肪細胞・排泄オイル(老化細胞・死活細胞)・血液や細胞膜の3種類に分かれます。その中から、定着力が高く健康で綺麗な濃縮脂肪細胞のみを脂肪注入に使用します。濃縮脂肪細胞を使用することで、定着力が高くなり、しこりや細胞壊死、石灰化のリスクを抑えた安全性の高い脂肪注入を行うことが可能になります。
注入技術力・高いデザイン力で
理想的な仕上がりを実現
脂肪注入は目の下の凹みを綺麗に整えるために非常に効果的な治療法です。また目の下以外にもおでこや、頬、ほうれい線、こめかみなどの凹みやシワの改善にも適しています。ヒアルロン酸注入は徐々に吸収されてしまうデメリットがありますが、脂肪注入は永続的な効果があります。脂肪注入は量の調整や注入技術、デザイン力などによって仕上がりが大きく変わる施術です。当院は豊富な施術実績と丁寧なカウンセリングによって、患者様の理想的な仕上がりを実現いたします。
ヒアルロン酸注入との違い
ヒアルロン酸注入 | 脂肪注入 | |
---|---|---|
成分 | 人工的に作られたヒアルロン酸 | ご自身から採取し精製した脂肪 |
定着力 | 徐々に吸収されて消失 | 約50〜75%は定着し残る |
持続期間 | 約半年〜1年 | 半永久的に持続 |
治療回数 | 定期的な注入が必要 | 通常は1回で完了する |
適応部位 | 顔全体 | 顔全体 |
腫れ | ほぼなしまたは軽度 | 軽度(数日〜1週間程度) |
内出血 | ほぼなしまたは軽度 | 軽度(1〜2週間程度) |
形の特徴 | 製剤によって硬さが違うため、立体感を出しやすい | なめらかで自然な仕上がり |
メリット | ・手軽に受けられる ・微調整がしやすい ・ダウンタイムがほぼない |
・1回で長期的な効果 ・アレルギーの心配がない ・自然かつハリのある仕上がり |
リッチファットによる脂肪注入
リッチファットとは、採取した脂肪から老化脂肪や死活細胞、血液成分や細胞破片などの不純物を除去して抽出した、純度の高い健全な濃縮脂肪細胞(コンデンスリッチファット)のみをご希望の部位に注入する方法です。リッチファットは定着力が高く、採取した脂肪を最大限に活かせる治療法で、注入した箇所にハリと潤いを与え、健康的な若々しい顔にすることができます。死活細胞や老化細胞などの不純物を取り除いたリッチファットは、吸収されるリスクや石灰化・しこりのリスクを最小限に抑えることができ、安全性も高い治療法です。
リッチファットの特徴
定着率が高い
リッチファットは不純物を取り除いた健全な脂肪細胞のみを注入するため、従来の脂肪注入よりも定着力が高く、長期的な効果を持続することが可能です。
安全性が高い
特殊な機械で遠心分離と抽出を行い、純度の高い濃縮脂肪細胞のみを注入するため、細胞壊死が生じづらく、しこりや石灰化も起こりにくいです。
ダウンタイムが短い
良質で新鮮な脂肪細胞を注入するため、従来の脂肪注入と比べ術後のダウンタイムも大幅に短縮することができます。
ナノリッチファット脂肪注入
ナノリッチファットとは、リッチファットをさらに細かく加工して抽出した極少量の、不純物が少なく良質な幹細胞と小さな脂肪からなる極小脂肪を注入する方法です。不純物を徹底的に除去したナノリッチファットを多方向から少量ずつ注入することで、リッチファットよりもさらに自然でなめらかな仕上がりを実現することが可能になりました。目元のクマの色味や肌質改善におすすめです。
ナノリッチファットの特徴
ナノリッチファットに豊富に含まれる良質な幹細胞は、脂肪の定着率や持続性を上げるだけでなく、肌の活性効果も高め、細胞の若返り効果もあります。色味や肌質、シワの改善が可能です。
半永久的な効果
不純物が少なく良質な脂肪細胞と幹細胞含むナノリッチファットは、脂肪の定着率が高く、半永久的な効果を期待することができます。
肌質改善
ナノリッチファットに含む良質な幹細胞には肌の活性化や再生効果があるため、肌質を改善し、肌本来の若返り効果も期待できます。ちりめんじわなど皮膚が薄い目の周りにできる細かいシワにも効果的な治療法です。
なめらかな肌に改善
ナノリッチファットは、リッチファットよりもさらに良質な幹細胞と極小脂肪を注入するので、非常になめらかでキメの細かい肌へと導きます。
※効果には個人差がございます。
安全性が高い
ナノファットはご自身の脂肪を採取し、特殊な機械で不純物を取り除いた良質な脂肪細胞を注入するため、しこりや石灰化が起きづらい安全性の高い治療法です。また、人工物によるアレルギーや異物反応などの心配もありません。
ダウンタイムが短い
ナノリッチファットはなめらかなきれいな仕上がりで、ダウンタイムも非常に短いです。術後の通院も不要なため、仕事などにも支障が出にくいです。
脂肪注入の治療後について
脂肪注入の施術後は、腫れや内出血などのダウンタイムが生じることがあります。個人差はありますが、腫れや内出血は1〜2週間ほどで落ち着き、1ヶ月程度でほとんどの症状がなくなり自然な状態になります。術後、脂肪採取した箇所の傷口から滲出液が滲むことがありますが特に心配はいりません。長く続くようでしたら、ガーゼの上からタオルなどで圧迫してください。また、術後に軽い痛みを感じることがありますが、処方する痛み止めを内服していただくことで緩和することができます。
稀に貧血のようなふらつき症状が出ることもありますので、もし体調に異変を感じた場合は無理に動かず安静にしてください。特に電車の乗り降りや車の交通量の多い場所ではお気をつけください。何か不安なことや気になることがありましたら、すぐにご相談ください。
通院回数 | 術後の通院は不要です。 脂肪採取の箇所の縫合には溶ける糸を使用するため、抜糸の必要もありません。 ※症状によっては通院をお願いする場合もあります。 ※モニター様は約1週間後・約1ヶ月後・約3ヶ月後に通院していただく必要があります。 |
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腫れ・ 内出血 |
腫れは1〜2週間ほどで落ち着きます。 内出血は徐々に色が変わり、1〜2週間程度で目立たなくなります。 |
顔の痛み | 術後2〜3日は押すと少々痛む程度 ※熱感が強い場合は、保冷剤などで優しく冷やしてください。 ※痛みが強い場合は、痛み止めで緩和できます。 |
メイク | 目元のメイクは翌日から可能です。 目元以外のメイクは直後から可能です。 |
洗顔 | 翌日から可能です。 目元以外の洗顔は、拭き取りのみであれば直後も可能です。 |
シャワー・ シャンプー |
翌日から可能です。 ※体を温めすぎると血流が良くなり、腫れや内出血が悪化する恐れがあるため、術後1週間は短時間のシャワーで済ますようにしましょう。 |
入浴 | 湯船での入浴は1週間後から可能です。 |
コンタクト | 1週間後から着用可能です。 ※違和感がある場合は着用を控え、医師にご相談ください。 |
飲酒・喫煙 | 1週間後から可能ですが、1ヶ月程度はなるべく控えることが望ましい。 ※むくみや腫れ、傷の治りが遅れてしまうため。 |
サウナ・ 激しいスポーツ・ まつ毛エクステ・ まつ毛パーマ・ エステ等 |
1ヶ月後から可能です。 |